自分の感情に蓋をする危険性と、ネガティブを受け入れ、健康的に感情表現する方法
はじめに
「感情」を抑え込むことは、多くの人が無意識のうちに行っている習慣かもしれません。しかし、それにより、様々な問題を引き起こされる可能性があります。本記事では、自分の感情に蓋をすることの影響について解説します。感情を上手に表現する方法を見つけてみてくださいね。
自分の感情に蓋をすることの影響
自分の感情に蓋をして、素直な気持ちに向き合わないことは、心身ともに大きな負担となります。
なぜ、自分の感情を抑えてしまうのか
それは、面倒くさいからです。自分の感情に付き合うのは、面倒くさい。どうせ誰も、本当の自分を理解してくれない。自分がどう思っているかなんて、取るに足りないことだ。自分の感情を理解されない苦しみよりも、抑えてしまう方が過ごしやすい。そこには、もしかしたら、あきらめの気持ちも含まれているかもしれません。
これまで、さんざん期待を裏切られてきた!もう嫌だ!人に期待なんかするものか!という怒りさえ感じます。しかし、その怒りを外に出してしまうと、今の人間関係がきっとうまくいかなくなる。現状を維持するためには、自分の感情を抑えるしかない。人に期待せず、これ以上傷つかないよう自分を守るために、感情を抑える行動を必要と感じたのです。
怒りも嫉妬も悲しみも、すべて大切な感情です
感情は、喜びや嬉しいといった、ポジティブなものばかりではありません。怒りも嫉妬も悲しみも、大事な感情です。苦しい、嫌だ、つらいなど、ネガティブな感情を抱く自分をを否定していませんか。ポジティブにならなければいけないけれど、なれない。自分はダメな人間だ…という思い込みを手放しましょう。ネガティブな感情を受け止められるようになることが、先決です。
心理的な影響
「感情」を抑え込んでいると、次第に自分の本音を忘れてしまいます。そうなると、自分が本当はどうしたいのかがわからなくなります。他者とのコミュニケーションにも支障が出てきます。
何事もないように振る舞い続けていると、いつか爆発してしまうかもしれません。爆発したところで、本当に伝えたいことが理解されないままでは、大損です。
さらに、感情に蓋をする期間が長くなると、大きな問題が起こります。それは、本音がわからなくなることで、生きる意味まで見出せなくなってしまうことです。次第に、ストレスが溜まっていきます。不安や落ち込みといった、心理的な問題に発展する恐れがあります。
身体的な影響
感情をコントロールしているつもりでいると、身体にも影響が出てきます。
- 頭痛
- 不眠症
- 胃腸の不調
- 自律神経の乱れ
「感情」は抑え込むことは、身体の健康を損なう原因にもなります。ストレスを溜め込まないことが、健康的な生活を送る上で、重要なのです。
感情を上手に表現する方法
自分の感情を抑え込まずに、都度、適切に表現することが大切です。心の健康を保つためには、まず、心の内をアウトプットすることから、始めてみてください。いくつか例をお伝えします。
日記やメモに書き出す
「感情」を言語化することで、自分の気持ちを整理しやすくなります。日記をつけてみたり、簡単なメモを取ったりするのが良いでしょう。自分の気持ちをそのまま、文字にします。自分の気持ちを、客観視できるようになります。
また、日記は、自分だけが見るものなので、気兼ねなく、本音を書き記すことができます。日記を活用すれば、周りを気にすることなく、感情の整理ができるでしょう。
信頼できる人に打ち明ける
「感情」を抱え込まずに、人に話すことも有効な方法です。家族や友人、カウンセラーなど、信頼できる人に心の内を打ち明けてみましょう。自分では気づかなかったアドバイスなどを受け取ると、新しい扉を開けたワクワク感を感じることができます。
一人で抱え込むよりも、「感情」をアウトプットして共有することがおすすめ!そうすることで、自分が本当はどうしたいのかに気づくことができます。うまくいかない行動は、変更することが可能です。さらに、物事を客観的に捉えられるようになるだけではなく、ストレス解消にもつながります。
創作活動に活かす
感情を文章やアート作品などの創作活動に活かすのも、良いでしょう。書く、絵を描く、音楽を作るなど、いろいろな方法があります。どの方法を選んでも、抑えていた感情が整理され、心が軽くなっていきます。
創作活動は、自分の感情をアウトプットする良い機会になります。完成した作品を通じて、周りの人と話す機会も訪れるかもしれません。それは、新しい視点を手に入れ、次の一歩をふみ出すキッカケになることも。感情を適切に表現することは、より豊かな人間関係を築くことへつながっていきます。
まとめ
自分の感情を抑え込むのではなく、上手に表現することが重要です。感情にフタをして、素直な気持ちを隠し続けていることはありませんか。心身ともに大きな負担がかかり、ストレス過多になってしまいますよ。ネガティブな感情を受け入れられる自分になりましょう。そのためには、まずは、感情を言語化してアウトプットしてみてください。誰かに話したりする方法も有効です。表現することは、新しい扉を開くことにつながります。自分らしい生き方ができる人生を叶えてください。
よくある質問
感情を抑え込むことの影響は何ですか?
感情を抑え込み続けると、自分の本音がわからなくなります。それは、他者とのコミュニケーションに支障をきたす可能性を示唆します。また、身体的にも頭痛や不眠症、胃腸の不調などの影響が生じる恐れがあります。感情のストレスを蓄積させないことが、健康的な生活を送るために必要です。
感情を上手に表現する方法には何がありますか?
日記やメモに書き出すことです。「感情」を言語化することで、自分の気持ちを整理しやすくなります。また、信頼できる人に、自分の心の内を打ち明けることも有効です。第三者の意見を参考にできるでしょう。さらに、感情を創作活動によって表現するのも良い方法です。
感情を抑え込むことは、なぜ問題なのですか?
「感情」を抑え込み続けると、自分の本音と折り合いをつけられなくなります。そして、ストレスが溜まっていきます。不安や落ち込みといった、心理的な問題につながる恐れさえあります。健康的な生活を送るためには、感情を適切に表現することが重要です。
感情を上手に表現することのメリットは何ですか?
自分の気持ちを整理しやすくなり、より豊かな人間関係を築くことができるでしょう。自分の感情をそのまま受け入れ、うまく表現することが重要です。自分らしい人生を楽しむために、感情のアウトプットを心がけましょう。
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